ハイエース9型の価格は「本当に高すぎ」なのか?——プレ値の可能性と今の市場を冷静に読む
🗓 2025年12月10日
ハイエースが9型にアップデートされ、多くのファンが期待していました。しかしいざ商談に進むと、「思ったより高い」「手が届かない」という声が少なくありません。特にディーゼル・4WD・ワイド系は、前型と比較しても明確に値段が上がりました。
今回注目したいのは、「この価格、将来的にプレ値がつく可能性はあるのか?」という点です。
■ ハイエースは“買えない時期に価値が跳ね上がる”クルマ
過去を振り返ると、ハイエースはモデルチェンジのたびにプレ値が付いたことがあります。 理由はシンプルで、「供給が追いつかないタイミングが必ず来る」からです。
・キャンピングカー業界の需要 ・海外輸出による引き合い ・法人(工務店・物流)による大量発注 ・災害時や工事需要の増加 これらが重なると、在庫は一気に枯渇し、中古車市場では新車価格を上回るケースさえ出ます。
■ では、9型はどうなのか?
9型は安全装備が強化され、車内設計もより現代的になりました。価格が上がった一方で、長期的には“需要が落ちる理由が見当たらない”のも事実です。
とくに向こう数年は
- 国内の供給量が読みづらい
- 海外での人気は依然として高い
- キャンピングカー市場が右肩上がり この三つが揃っているため、安易に値下がりを期待するのは難しいでしょう。
「プレ値になる可能性」だけでいえば、 “ゼロではなく、むしろ起こりやすい条件が揃っている” と言ってよい状況です。
■ 結論:迷うなら、早めの判断がリスクを減らす
もちろん、自分の生活に無理がある価格なら購入は慎重であるべきです。ただ、ハイエースというモデルの特性を考えると、
- 9型の発売初期
- 供給が安定する前
- 法人需要が強い時期
この3つが重なる“今”は、中古に逃げても大きな値崩れは期待できません。
値段が高くて迷うのは当然。けれど、ハイエースは「待てば安くなるタイプの車」ではない。 これを知っているだけでも判断基準は変わります。